ゲーム起動オプションで、ゲームの起動前にその設定を変更することができるため、ユーザーは、ゲーム内の設定より起動オプションを優先させることができます。これにより、 互換性の無いビデオ設定など様々な情況に対処することができるようになります。
このトピックにはSteam のライブラリで起動オプションを設定する方法が書かれています。ゲームのショートカットを作成して、ショートカットにおいてSteam 起動オプションの設定をすることで起動オプションを設定できることもあります。
起動オプションの設定
- Steam クライアントで ライブラリ内に表示されたゲームタイトルを右クリックし、 プロパティを選択。
- 一般タブ内の起動設定...ボタンをクリック。
- 適用したい設定オプションを入力して (オプションを複数入力する場合には、それぞれをスペースで区切る) OKをクリック。
- ゲームの プロパティウィンドウを閉じてゲームを起動する。
一般的な起動オプション
これらの起動オプションは Goldsrc 及び Source エンジンのゲームのみに適用が可能です。 ほとんどのサードパーティゲームでは機能しません。
これらの起動オプションをサポートするゲームのリストはValve タイトルをご参照ください。
多くのコンソールコマンドが、コンソールコマンドの前に "+"加えることで機能しますが、いくつかはこの形式では機能しません。 最も一般的な起動オプションを以下に紹介します。
- -autoconfig - 検出された現在のハードウェアのビデオ及びパフォーマンスの設定を初期設定に戻す。このパラメターが取り除かれるまで、 .cfg ファイル内の設定を無視する。
- -dev - デベロッパーモードを有効化する。メニューバックグラウンドマップの自動ローディングを無効化し、終了時に終了ダイヤログを表示しない。
- -condebug - 全てのコンソールアウトプットをconsole.log テキストファイルに記録する。
- -console - デベロッパーコンソールを有効化した状態でゲームを開始する。
- -toconsole - +mapでマップが特定されていない限り、コンソール内でエンジンを直接開始する。
- -dxlevel <level> - ゲーム起動の際に特定のバージョンの DirectX を強制する。これはご利用のグラフィックハードウェアが比較的新しくない場合や、以前のバージョンのDirectXにおけるパフォーマンスが明らかに優れて機能する場合に有効です。以下が最もよく使われているモードです:
- -dxlevel 80
- -dxlevel 81
- -dxlevel 90
- -dxlevel 95
- -dxlevel 98
警告:
弊社ゲームは起動オプションとして DirectX 7 のサポートを終了いたしました。このオプションを使用するとクラッシュが発生します。-dxlevel 70 をご利用の場合は、プレイの前に起動オプションから削除してください。
- -fullscreen - エンジンを強制的にフルスクリーンモードで開始する。
- -windowed or -sw -エンジンを強制的にウィンドウモードで開始する。
- -16bpp or -32bpp - 選択したカラーモード (色の解像度(ビット))を強制する。 GoldSource のみ
- -w <width> - エンジンを強制的に<width>の解像度で開始する。
- -h <height> - エンジンを強制的に<height>の解像度で開始する。この起動オプションは、 -w が設定されている場合には、設定する必要ありません。幅の値から自動的に高さが決定されます。
- -refresh <rate> - 特定のリフレッシュレートを強制する。
- -heapsize <kilobytes> - ゲームが使用するヒープサイズ(キロバイト)を特定する。
- -nocrashdialog - いくつかのメモリーを表示せずに処理されていないエラーを読めないようにする。
- -novid or -novideo - このパラメターと共にゲームを起動すると、Valveのイントロムービーが表示されなくなる。
- -lv Left 4 Dead ないのいくつかの低暴力表現オプションを有効化する。
- -sillygibs Team Fortress 2 の低暴力表現を有効化する。
詳細レベルやグラフィックレンダリングを調節するための起動オプション
- +r_rootlod # - モデルの詳細レベルを調節: # が 0 で高、 1 で中程度、そして2 で低
- +mat_picmip # - テクスチャの詳細レベルを調節: # が 0 で高、 1 で中程度、そして2 で低
- +mat_reducefillrate # - シェーダーの詳細レベルを調節:# が 0 で高、 1 で低
- +r_waterforceexpensive # - 水の詳細レベルを調節: # が 0 で低、 1 で高
- +r_waterforcereflectentities # - 水の反射性を調節:# が0 で低、 1 で高
- +r_shadowrendertotexture # - 陰影の詳細を調節:# が 0 で 低、1 で 高
- +mat_colorcorrection # - 色補正を調整:# が 0 で低、1 で高
- フィルタのモード:
- +mat_trilinear 0 - バイリニアモード使用(システム不可が最も小さい)
- +mat_trilinear 1 - トライリニアモード使用(システム不可がより大きい)
- +mat_forceaniso # - トライリニアモード使用: (# が 2, 4, 8, あるいは 16 - フィルタリングのレベルが回ほどシステムリソースがより必要となります。)
- +mat_hdr_level # - 高ダイナミックレンジ照明効果調整:#が 0 で"off" (より少ないリソースを要する)、2 で "full"
RAGEの起動オプション
- +r_swapInterval # - V-Sync を強制的に on か off にする: # が 0 で off 、1 で on
- +vt_maxPPF # - Adjusts GPU トランスコードを調節してテクスチャストリーミングパフォーマンス を向上させる:# が 8 はプロセッサーが 2 あるいは 4 コア用、 16はプロセッサーが6以上のコア。
- +vt_pageImageSizeUnique 8192 - ビデオメモリ内に保存されたテクスチャデータを増加
- +vt_pageImageSizeUniqueDiffuseOnly 8192 - ビデオメモリ内に保存されたテクスチャデータを増加
- +vt_pageImageSizeUniqueDiffuseOnly2 8192 - ビデオメモリ内に保存されたテクスチャデータを増加